コンクリート気泡抜き取る「ピカコン」は打設時に手作業のみで、表面の気泡痕を大幅に減少させる事ができます。
打設後型枠表面に沿って差込みゆっくりと引き上げる事により、表面の気泡を容易且つ確実に抜き取ることができます。
ピカコンType1(共通)
間違った方法で使用すると、結果が得られない場合があります。
1層打設の場合
1.打設開始
【1】作業の流れ
- コンクリート打設開始
- バイブレーター処理
- ピカコン作業
【1】のまとめ
最初のコンクリート打設時に、従来通りバイブレーター作業は行い、バイブレーター作業が終わった後を、型枠に沿って、ピカコン本体を上下に動かしながら差込、上下に動かしながら引き抜きます。この時、型枠に少し押し当てるように作業を行うと比較的に美しい仕上がりが期待できます。
ご注意
ピカコン作業後に、バイブレーターをかけないで下さい。もしバイブレーターをかけた場合、再度ピカコン作業を繰り返し行って下さい。
2.打設完了後
【2】作業の流れ
- 打設完了後、天場をならし適切な時間を待ちます。
- 【1】と同じようにピカコン作業を行います。
- ピカコン作業終了 【2】のまとめ
基本的には【1】と同じ作業になります。
【2】のまとめ
基本的には【1】と同じ作業になります。
適切な時間については、季節や地域差により一概には表せません。おおよその時間は左記の通りです。
すべてのピカコン作業が終了したら、再度天場を補修して作業終了です。
ご注意
打設完了後にはバイブレーターはかけないで下さい。
2層打設の場合
1.1層目打設開始
2.2層目打設開始
- コンクリート打説後の2回目の使用時期(①~②)は、打設時の温度、コンクリートの配合等で大きな時間差が ありますので、現場に応じてご使用下さい。2回目の使用が遅れると、コンクリート表面にクシ形が残る場合があります。
- 型枠表面に沿って差し込む為、塗装コンパネ及びコンクリート表面にスジが入る場合があります。製品特性を十分理解の上ご使用下さい。
- 使用の際は上下運動のみにお使い下さい。コネ曲げたり、無理に左右に動かしたりすると破損する場合があります。
ピカコンType2(天端専用)
これまで要望の多かった、型枠上部、天端の気泡を除去するピカコンType2が開発販売開始になりました。 ピカコンType1では、型枠の天端に面木などを使用した場合に、どうしても上部15センチ程度の間の気泡を取り除くことが困難でした。 そこで、誕生したのがこのピカコンType2です。コンクリート表面の気泡痕を仕上り上部までしっかりカバーします。
間違った方法で使用すると、結果が得られない場合があります。
ピカコン天端作業
【1】作業の流れ
- ピカコンType1を使用した打設作業
- 打設後、ピカコンType1での2回目のピカコン作業後、平行して、ピカコンType2の作業を行う。
【1】のまとめ
すてべての打設および、ピカコンType1での作業終了後、平行してType2(天端用)を使用して天端の気泡抜き作業を行います。
ご注意
天端気泡抜き作業時には、フリージング水が型枠面に流れ込まないよう注意が必要となります。
現場写真
こちらから、上記写真の非圧縮画像をご覧になれます。(接続回線状況により、非圧縮に付き表示に時間がかかる場合があります。)